美容関係のメーカー様の名刺を作成いたしました。
今回は、プライクという紙を使用しました。
コルデノンス(イタリア)のメーカさんの紙で、ぬめり感のある、しっとりとした独特の触感で、マット中のマットです。
プラスチック ライク・・を、略して、プライクなんですって。
黒や赤や紺の色味もあり、それはそれで、かっこいい色合いに仕上がっている紙です。
でも今回は、ロゴが赤なので、それが栄える白を使いました。
そこに、箔押しをすることに。
「W」のこの細い線の箔押しは、とても難しいので・・安全を考慮して、最終的にすこーしだけ太くしました。
ロゴデザインを触るのは抵抗があったのですが、やむを得ず。
お客様は「太くしたの?わからないね~」と仰るくらいの程度で変更しました。
そして、ギリギリを攻めたので、メタリック箔に。
最初は顔料箔で行くと決めていたのですが、プライクはこすれに弱い。
さらに、顔料箔は細い線を表現する際、かすれる可能性があり・・・。
でも、どうでしょう。
仕上がりは、メタリック箔でよかったと思います。
美容関係のメーカさんなので、これくらいキラキラしているほうが良いと思いました。
マットな紙に、光沢感のある箔。
このギャップもまた、いい感じです。
世の中には、紙は山のように存在します。
白い紙も山のようにあって、一見、どれでも一緒だろ?と思うかもしれません。
でも、印刷のノリや、その紙の質感などで、まったく印象が異なるのです。
いい紙を手にしたとき、無意識の中で、人は、いいね!と思っているはずです。
でもそれを論理的には解釈していないから、問われると、紙なんてみんな一緒だろ・・という結論に至ります。
そして、箔押し屋さんも、たくさんあるのですが、どの会社も高い。
その中で、品質と価格、そしてサービスが安定している先を知っておかねばなりません。
箔押し屋さんにも、得意不得意がありますしね。
その都度、だれにお願いしたら、今回の範囲で一番良いものが仕上がるか見極めが大事です。
今回は、福井県にある箔押し屋さんにお願いしました。
ひとつひとつ職人さんが、箔を押してくれて、それはそれは丁寧な仕上がりでした。
そういう引き出しをたくさん持つことが、私のような職種は大事です。
どれだけ情報を持っているか。
何と何を組み合わせれば、効果を最大限に発揮できるか。
たくさんの引き出しの中から、これだ!というものを組み合わせて、制作します。
日々進化していく技術や情報もキャッチして、引き出しの数を増やしていくのです。
名刺の制作をご希望の方は、ご依頼ください♡
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