NTT西日本が運営するオープンイノベーション施設 QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)に作品を展示していました。
作品コンセプト
Self-transcendence –ここでない、今を生きる
私らしく、あるがままに生きようと、スローガンのように唱えられている今。
私らしく生きることで、人間が自己責任、個人主義、他人に無関心になっている一面を危惧する。
我々は今、私であるということに満足し、「私たち」であることの大切さを見失いつつある。
私たちであるという状態は、どのようなものだろうか。
自然や宇宙、神など、神秘的な存在を見たり、触れたり、求めたり。包括的かつ受容的な私たちであるという状態は、時として、人間に強く現れる欲求のようなものである。それは、至高の美と愛の体験を求めたり、思わず手を差し伸べたくなるような利他的な行動をしたり、Self-transcendence、自己超越した状態で誰かとともにいることである。
私としては、私たちというならば、「私たち」で何かをしたいなぁと思い、それで、完成されていない作品を展示してもらいました。さわってはいけない・・ふれてはいけないアートではなく、触ってもらい、好き勝手にアレンジもできちゃうアート。わたしとあなたとの共同作品です。
作品を見つけたら、作品の中にシールを貼ってくださいとキャプションに記載し、色々な色のシールから好きな色を選んで、好きなだけ貼ってOKとしました。
4ヶ月くらい掲示されていたのですが、ご覧の通り!
こんなふうになってとっても嬉しかったです。
知らない相手との距離を、どうやってアートで縮めるか。
正直、縮めることはできませんでした。どこの誰がシールを貼ってくれたかわからないし、シールを貼ってくれた人からの連絡はただ一人でした。何を思ってみんな貼ってくれたのかなぁ・・・
でも、この絵の前に立って、シールでも貼ってみようかな?と思ったのだから、だれかの好奇心を少しだけ動かすことができたのかなぁなんて思っています。
私はこのアート活動を通して、見知らぬ相手と共同することで、いつかその人と出会ったときに「作品にシール貼ったよ!」と声をかけてもらうことを楽しみにしていますので、いつかまた、そんなことが起きたらご報告します。
ご協力くださったみなさん!ありがとうございました。
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QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)は、NTT西日本が運営するオープンイノベーション施設 です。企業・スタートアップ・自治体・大学などが自由に交流し、それぞれの思いやアセット を共有しながら共創を進め、実社会での活用をめざします。 会員とともに社会課題の解決と 未来社会の創造を成し遂げ、ウェルビーイングが実感できる社会を実現することを目的として います。 https://www.quintbridge.jp/
QUINTBRIDGEでは、事業創出の取り組みの主語を「わたし」から「わたしたち」に変え、共創プロジェクトとして共に挑戦していこうという「Self-as-We」の考え方を大切にされており、QUINTBRIDGE施設理念「Self-as-We」Art exibition!ー多様なQB会員による多様な視点で表現ーを開催されていて、そこに私の作品を展示していただきました。
詳しくはこちら。※私はSTK(SATSUKI の略)という名称です。https://www.quintbridge.jp/event/detail/202311211341.html