先導的学際研究機構「新たな防災」を軸とした命を大切にする未来社会研究部門様のロゴを制作しました。
分断された世界をつなぐ
未来社会の構築
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ロゴ作るときに考えたこと。
世界は様々な角度で分断されています。
どことどこをつなげていくべきか、どことどこをつなげば正解なのか。その答えが、必然の事柄もあれば、偶然の事柄もあるでしょう。卵型の中に描かれた歪な模様で要素を表し、グラデーションや重なりで融合を表現しました。
グラデーションは、それぞれ独立した色ではなく、それらを折衷して用います。色と色、要素と要素、分断されたものがつながっていく様子を描きました。また、色面の分割をコントラストによって行い、個々の色面の結合からもつながる美しさを表しました。
New-POD という文字の部分は、命の温かみを表現するために、一部丸みを持たせたカットにしています。
モノトーンで使用しても、イメージに相違が起きないよう調整しています。
New-PODとは、"New Prevention of Disaster"を略しているのですが、このPODを辞書で調べると、「まゆ」や「さや」という意味がある言葉だとわかります。そこから連想すると、繭のような丸型のものに5 つの世界が包まれている。そして、それらの世界によって「命」を守っていく。そのような思いが伝わるようにつくりました。
さつきデザイン事務所では、ロゴを制作する際は時間をかけてつくります。コンセプトを定め、人々に認知されるように設計し、ロゴからストーリーが感じ取られ、共感され愛されるものとして育つようデザインします。また、使い勝手の良さや色々な使い方をされても、イメージが統一されるように考えてつくります。ブランディングにおいて、ロゴデザインは非常に重要な役割を担っていますので、十分にヒアリングの時間を設けて進めます。